ーーーーー入学式の朝ーーーーー

入学式の朝。友達の、長谷川玲香(はせがわ れいか)からメールがきた。

『私、喜多優馬くんと付き合ってるんだ。』

は!?へ!?まって。どーゆーこと。。

びっくりしてとまどいながらも次の文を読んだ。

『桃那が優馬のこと好きなのはしってる。でも私も好きなの!桃那。応援してくれるよね?』

そう。私、星川桃那(ほしかわ ももな)は同じクラスの喜多優馬(きた ゆうま)のことが好きだった。

でも、大事な友達が応援して。と頼むなら諦めるしかない。

そう思い、玲香にメールを送った。

『そうなんだ。全然知らなかったよ。私、ほんとはもう優馬のことすきじゃなかったんだ!応援してるよ!がんばってね!』

ほんとはまだ好きなのに。。
そんな気持ちを私は押し殺した。