似合わないなんてありえない。


私はスーパーキュートガールなんだから。


嘘も大概にしろよ?




「服は、可愛いな」


「私が、可愛いんでしょ?」


「いや、服は可愛い」


「私が!」


「服は!!」




いやにこだわる桃太郎と、対抗心をさらけ出しながら睨み合う。



いい加減、認めろよ!


可愛い服を着ている私も可愛いでしょ?

これは誰もが認める常識なんだよ?



「私の可愛さがわからないとは……。きびだんごを作って鬼退治に行って修行してきな!!」


「俺がきびだんご作るのかよ!」


「つっこむところ違くねぇか?」



私と桃太郎の口論に、たかやんが冷静にツッコミを入れた。