その熱がほどよく冷めた、翌朝。


土曜日の日差しは、いつもより優しく感じる。




パーティーの途中でいつの間にか眠ってしまっていた、パーティー参加者全員を待ち受けていたのは、容赦のない現実だった。





「準備はいいか、てめぇら!今日は洋館内を徹底的に掃除すんぞ!!」



そんな大声が聞こえて目を覚ましたら、目の前でたかやんがほうきとちりとりと、その他完全装備をして仁王立ちをしていた。



うっっっわ!!?


何事!?


掃除のおばちゃん!?……じゃなくて、たかやん!?



たかやんのおかげで、眠気が跡形もなく消滅した。



「お掃除ゲームがあれば、鷹也は最強だな!」



師匠、おはようございます。

朝から元気いいですね。



ぱっちりと冴えた瞳がはっきりと映した、広間の現状。



……Oh、No。



顔面蒼白になるほどの、散らかりよう。



これはひどいな。


どんだけ昨日はしゃいだんだよ。