私の嘘のクオリティ、低すぎやしませんかね。


たかやんなんて、目が死んでるよ。



うん、わかってる、わかってるよ。私、嘘つくの下手だよね。



でも、バカな思考で必死に言い訳を考えたら、それしか思いつかなかったんだよ!


ねぇ、たかやん!そんなに呆れてるなら、私のフォローをしてくれてもいいんじゃないかな!?




「神々しい?僕が?」

「う、うん」


嘘です。



1回も、あなたを神々しいと思ったことはありません。


一般の女子の一部なら、思ってそうな気もしなくもない。




「ふふふふふ」



ずっと動きを停止させていた弘也が、不気味に笑い出した。



な、なに!?


へったくそな嘘が、バレた!?