なおさら傷つく。


4月から、固い友情を築いてきたじゃん!



「ふーん、クラスメイトだったんだ~」



弘也、騙されないで。


私の答えが、真実だよ。

たかやんの答えは偽物だから、忘れて。




「じゃあ、幸珀って僕と同じ学校だったんだ。知らなかった~」



へ?


同じ、学校?弘也と、私が?



目を見開いた私に、弘也がニッと笑ってたかやんと肩を組んだ。




「あれ、気づいてない?僕ら、双子なんだよ。ほら、そっくりっしょ?ちなみに、僕が弟~」


「……ふ、たご」


「親が面倒だからって一緒の学校にさせたんだ。いい迷惑だぜ」


「……一緒の、学校」




あぁ、やはりそうだったのか。