賽銭箱から離れて 声のする方へ少し歩み寄ると、 その姿が目に入った。 巫女さんだ… なんか思ってたのと違うなぁ。 もっと優しーーい、可愛ーーい、おしとやかーーーな人がやるもんだと思ってた。 大阪弁だし、田舎ディスりが激しいし。 てか、巫女さんが参拝客の悪口 大声で言っていいもんなの? 神に仕えてんじゃないの? モヤモヤしながら歩きはじめると、 俺の足音に気付いた彼女たちは 気まずそうに、 するのかと思いきや、