今日の病院はなんだか騒がしいな〜
なんて思ってたら
私の隣の空いているベッドに誰かが運ばれてきた
酸素マスクをされて点滴をたくさん打たれている男の子だった
私はびっくりしたけど、私も病院に運ばれてきたときそんな感じだったからそこまで気にしてなかった
運ばれてきたあと男の子は1人でうなされていて
苦しそうだった
朝起きたら男の子のうなりは消えていて意識もハッキリしていた
男の子は私に首をコックと傾げていた
男の子なりの挨拶だったんだろう
男の子は酸素マスクをしていたから話す事ができないみたいだったから
男の子のベッドの上に名前が書いてあった
「上条 空翔 16歳」
私は男の子に
「あなたは上条空翔と言うの?」
と聞いた
男の子は静かにうなずいた
「上条くんよろしくね
私は水瀬麗奈あなたと同じ16歳よ」
と言った