彼はコップを片手に部屋に戻ってくると


「派手に転んだな」


そう言ってコップを置き



楽しそうにクスクスと笑った






「久々に痛くて涙が出た」




私は顎に貼ってあるガーゼを触りながら



恥ずかしそうに笑って見せた