「…どうかした?姫華」 一旦抱きしめていた身体を離して、 頭を撫でながら問う。 でも、 「…やだ、…っまだ離しちゃだめなの…。」 再び抱きつく姫華 え、一体どうしたんだ?? 俺が部屋から出たあと何があったんだ?? ただ泣きながら抱きつくばかりで何も言ってこない。 「…かなで‥。」 抱きついていた姫華は少し体を離して俺を見上げた。 「ん?どうした?」