「…ねぇ?かなで?」


「ん?なに?」


「‥甘えたい、かも…。」


…姫華は最近、冷たい時もあるけど、こうやって甘えたいって素直に言ってくれるようになった。


もちろんこんなの断るわけない!



「もちろんいいよ!どうしてほしい??」


「…抱きつきたい‥。」


うん!姫華、すごく嬉しいけど、ここじゃあ人の目もあるし、移動するか。


「うんいいよ?あっでも場所移動しようか」


姫華の手を握って場所を移動しようと思ったけど、姫華はベンチから動こうとしない。