「…ねぇ、奏聞いてる?」

「あっ!ごめん聞いてなかった、なにっ??」

考えすぎて、意識飛んでたわっ!

聞いてないというと、ぷくっと頬を膨らませた。


「もう…あそこのアイス食べたい。」


「アイス?」


姫華が指差す場所を見ると、小さい屋台でアイスを売っていた。


「あ、うんいいよ!行こ」


姫華の手を引いて屋台まで向かった