「ねぇかなでー。聞いてるの?」 「あ、あぁ聞いてるよ?」 「じゃあもっと抱きしめて?」 俺は、言われた通り隙間なく抱きしめた。 姫華は俺の胸に顔を埋めて頬をすり寄せてくる。 き、きつい。早く寝てー! 体調が悪くなかったら、多分俺キスしてると思う! ほんとに危険だよ姫華ー! 「かなでだぁー。」 …我慢。 「ふにゃーかなでの匂い好きぃー」 …が・ま・ん 「かなでぇ。だいすきっ」 ‥ブチッ ここで俺の理性は切れた。