キッチンのシンクに残っていた食器をキレイに洗い、ベッドのリネンを全て変えて、外したシーツは洗濯機に入れて洗った。
散らかったリビングもいつものように片付けて、仕事に間に合うように帰宅した。

仕事の休憩中にスマホを見ると彼からメッセージが入っていた。
『片付けありがとう。同級生や後輩を泊めたから散らかっていただろう。助かったよ』

同級生のやつ?
やつら?やつ?
女性は何人?

誰かを泊めたことを私に隠すつもりはないようだってことに少し安心した。
心配する間柄の人ではないのかな?


それから数日後、
やっと会えた彼に問いただすと、女性を含めて数人泊めたが、男はリビングで雑魚寝。女性にベッドを貸したと言った。
胸がざわつくけれど、どうしようもない。