「まだ、健太先輩のこと知らないので友達からでもいいですか?」
「いいよ。俺も郁李のこと知りたいから、何でも言ってね!辛い時はちゃんと相談してね!」
健太は優しく言ってくれた。
それから、郁李は健太に相談にのってもらったり、一緒に遊びに行ったりしました。


「郁李ー!明日さ、遊びに行かない?」
「ごめんなさい…ちょっと用事があって…」
「分かった!今度、また遊ぼう!」
「はい!」
郁李は健太の誘いを断ったのには理由がある…
それは、母親が亡くなったと言う連絡が健太に話しかけられる直前にあったので何が何だかわからない状態になっていたからである。


その次の日、郁李は学校の親友の梨花と話をしていた。
「昨日は大丈夫だった?あの後、心配で連絡しようと思ってたんだけど…」
「何とか事情だけは理解できたけど、まだ混乱してる。」
「そっか…無理はしないでね!」
「ありがとう」