中学2年生の本郷郁李がいました。
ある秋、いつものように塾にいったら、体験に来ていた1つ年上の健太先輩がやってきました。その時、席が隣で塾を通じて仲良くなりました。
その次の週もずっと一緒の席になりました。最初、郁李はその先輩に興味はなく、普通に塾で話すだけの関係でした。
でも、ある日塾をでたら
「郁李!俺、郁李のことをもっと知りたい!だから、俺とつきあってくれないかな…」
自信なさげに健太は言った。
「…少し考えてもいいですか…」
郁李は少し照れながら返事をした。

でも、郁李には秘密があった…
それは、小さい頃から未来の婚約者がいたこと…
それと3歳のときに誘拐されて記憶をなくしたこと…
だから、健太にはそれを言えなかった。

その次の週に郁李は健太に返事をした。