「本当に…ありがとな!なな」
あー、その笑顔が見れたからもういーかな?
「いーよ…さ、帰ろっ!」
騎士が由良を好きでも
由良が騎士を好きでも
私たちの幼なじみという関係は変わらない?
…いや、変わってくかもね。。
「じゃあ、相談聞いてくれたお礼にアイス奢ってやるよ」
「やった!じゃあー…ハーゲンダッツ!」
「たけーよ!お前はガリガリ君で十分だ‼︎」
「えー!ちょっと待ってよー!!」
「お前捻挫してんだろ!走んなよー」
あ、そーだった!忘れてた
軽い捻挫だから歩くならもう問題ないけど走れないんだよねー。
「ほら、ゆっくり行くぞ。アイスは逃げねーから」
と意地悪そうに言ってきた騎士
ほら、捻挫してる私に気づかって歩く速度を合わせてくれたり…手を繋いできたり……
まぁ騎士は意識してなく、ただ私が捻挫してるからって思ってるだろうけど。
はぁ…私は意識しまくりなんだからね!
このぉー!鈍感男っ‼︎
【この時から運命の人がだんだん決まり始めていた】