「なんで…、…なんで…死んじゃったんだよ…」

オレの口からはこんな言葉しか出てこなかった。

色々な感情がごちゃまぜになって訳が分からなかった。

悲しい、苦しい、寂しい、悔しい…!!


…そんなオレの頬をあつい雫が伝い落ちた。


慌ててそれを拭い、顔を上げると、オレの目に美しい星が瞬いた。


そら
『私は宇宙で見てるから。ずっと』



「…ありがとな!!!こんなオレを好きになってくれて。」


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夕暮れの空から夜空に変わるのは一瞬だ。


夕花と過ごした日々はそれと同じぐらいに短かった。

目を離した隙に、日が沈むように。


でも、オレは一日の中で一番綺麗な景色だと思う。


同じ夕暮れでも日によって色が違う。


赤、オレンジやピンク、紫。


夕花の表情のように、色んな色を見せてくれる。


なんて、さすがにクサイかな…笑



いつまでも引きずってはいけない。

夕花もそんなの望んではいない。

だったら、オレは前に進むしかない。


「でも、たまに思い出すくらいは許せよ…」


夜空を見上げポツリと呟いた。

夕花に届いているだろうか?


すると、返事をするように一つの星が強く輝いたように見えた。




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これはオレのアルバムの1ページ。