夕花の通夜に参列した時、彼女の両親と会った。

…怒鳴られて、責められて、…何をされてもおかしくないって、そう思った。

彼らの大切な娘を…

オレが殺したのだから。

けれど、彼らはオレにこう言った。

『ありがとう、ありがとう。娘と一緒にいてくれてありがとう』って。

そうして、この手紙をオレに手渡したのだ。

それを斎場の外に出て読んでみた。

彼女からオレ宛の手紙を。