彼女もポカーンとして驚いていた。 なにか言わなきゃと思った時タイミング悪く (玉入れに出る選手は入場門に集まってください!) 「‥あっ!私次だった!行かなきゃ!じゃあ間宮くんまたね!」 慌てて彼女は去っていった。 でも、俺は見逃さなかった。 慌てて、走っていこうとした時の横顔を まるで、あの雨の日のように苦しそうな表情だった。