一応体育館裏に移動した

「ぐすっふっ」

「ああ、あの羽山!そんな泣かないで!ごめん、選んじゃ嫌だった?」

そう問うと
首を横に降って
「…ちっがう、‥これはっ嬉しくてっっ」

え??あ、嬉し泣き???

「…羽山、嬉し泣き??」

聞くとうんうん、と頷く

「ハハッ、羽山って意外と涙腺弱いの?」

「…あっうん、っそ、そうみたいっ笑」

「あ、笑った!もう涙止まった?」

「うん!止まった❢」

「そっか!なら良かった❢」

俺は無意識に彼女の頭に手をぽんと置いていた。