「・・・うるさい」



「あっ、ご、ごめん」



何謝ってるんだよ私



なあ、なんて言いながら私の髪に触れて来た


「なっ、なによ・・・」


「なんでそんな顔赤いわけ?」


「う、うるさい・・・」


冷静になれ、相手は奏だ


昔から一緒にいた奏だ



でも何かが違う

「俺の気持ち知ってる?


知らないか。


桜、バカだもんね」



ふっ、と笑って私の事をバカにしてくる



「ばっ、ばかって!!何が言いたいのよ!」



「こういうこと」


そう言って奏は私の唇を塞いだ



「んっ・・・か・・・なた?」




「バカじゃん、桜」


「何が言いた・・んっ・・・ちょ・・っと・・・」



二回目のキス



「俺がお前のこと好きって事」