試験を乗り越えて晴れて桜国の生徒になった者達の中でも、最も能力値が高く、優遇されるのは生徒会役員である。
入学試験の合計値がトップの6人は各学園の生徒会役員候補となり、先輩である2年生の成績トップ6人の入学時の点数と比較して、計12人の中から6人を生徒会役員に任命する。
一学年の役員の人数に縛りはなく、役員全員が2年生、もしくは1年生、という場合も容易にある。
入学試験の制度は学園創立以来一度も変更されていないが、もしこの先変更があった場合には、役員候補の2年生も改めて試験を受けることになるだろう。
生徒会は各学園の顔となり、頭脳明晰、容姿端麗、運動神経抜群の3つの能力が最も高い、全校生徒の憧れ、そして目標に値する。
一般生徒は通学制か寮制かを選択できるが、生徒会役員だけは全寮制となっており、その寮も特別である。