わたしも行かなきゃ……
教科書とペンケースを持って隣の教室へ。
月曜の3校時と金曜日の4校時の選択科目はわたしの好きな時間。
教室から出ようとしたところでふと、忘れものに気づき引き返す。カバンからそれを取り出し制服のポケットへ入れた。
後ろから隣の教室に入る。
日本史の先生はもう来ていて、前の席の子達と世間話をしていた。
わたしが遅れて来たことに気づくと大きな声でわたしの名前を呼び、教科書の10ページ目を音読するように命じられる。え~‼と、けだるそうに返事をしてわたしはしぶしぶ教科書を開いた。
読み終えて、やっと席につく
「バカじゃん」
隣でククッ、と笑う坊主頭を教科書の平らな面で軽くなぐる。
日本史、世界史。この2つの選択科目の中から選んだ日本史の授業。
「こらッ、またお前等か‼毎回毎回うるさいったらねぇなぁ。次んとこ、輝空!読め‼」
この授業を好きな理由は、いつもわたしの元気の元が隣にいるから。
教科書とペンケースを持って隣の教室へ。
月曜の3校時と金曜日の4校時の選択科目はわたしの好きな時間。
教室から出ようとしたところでふと、忘れものに気づき引き返す。カバンからそれを取り出し制服のポケットへ入れた。
後ろから隣の教室に入る。
日本史の先生はもう来ていて、前の席の子達と世間話をしていた。
わたしが遅れて来たことに気づくと大きな声でわたしの名前を呼び、教科書の10ページ目を音読するように命じられる。え~‼と、けだるそうに返事をしてわたしはしぶしぶ教科書を開いた。
読み終えて、やっと席につく
「バカじゃん」
隣でククッ、と笑う坊主頭を教科書の平らな面で軽くなぐる。
日本史、世界史。この2つの選択科目の中から選んだ日本史の授業。
「こらッ、またお前等か‼毎回毎回うるさいったらねぇなぁ。次んとこ、輝空!読め‼」
この授業を好きな理由は、いつもわたしの元気の元が隣にいるから。