「俺のせいでお前も悩んじゃったんだな。ごめん……」
「輝空くんは悪くない……っ」
わたしがいけないの……‼
そう言いたいのに、声が出なくて心で叫んだ。
「……お前も悪くない」
「……え?」
「だからおあいこ‼仲直りしよ」
わたしを許した優しい顔、涙を拭いた優しい手、わたしを包む優しい思い。
輝空くんはあったかい人だ。
もう見れないかと思った笑顔を、これからは大切にしていこうと思う。
それから、輝空くんは今日の早朝のグラセンをさぼってわたしを乗せて自転車をこいでくれた。
「歩舞のケツが重くて、もうこげねぇ~」
「ムカつくーッ。カバンそのへんに落としとこっかなぁー♪」
「最低ッ」
大きな背中になにげなく、ギュッとしがみついて小さく、“……好きだバーカ‼”と言ってみた。
“え?なんか言った?”と、聞いてくる輝空くんになんでもないよ、と告げる
仲直りをした二人を乗せて車輪は回る。
「輝空くんは悪くない……っ」
わたしがいけないの……‼
そう言いたいのに、声が出なくて心で叫んだ。
「……お前も悪くない」
「……え?」
「だからおあいこ‼仲直りしよ」
わたしを許した優しい顔、涙を拭いた優しい手、わたしを包む優しい思い。
輝空くんはあったかい人だ。
もう見れないかと思った笑顔を、これからは大切にしていこうと思う。
それから、輝空くんは今日の早朝のグラセンをさぼってわたしを乗せて自転車をこいでくれた。
「歩舞のケツが重くて、もうこげねぇ~」
「ムカつくーッ。カバンそのへんに落としとこっかなぁー♪」
「最低ッ」
大きな背中になにげなく、ギュッとしがみついて小さく、“……好きだバーカ‼”と言ってみた。
“え?なんか言った?”と、聞いてくる輝空くんになんでもないよ、と告げる
仲直りをした二人を乗せて車輪は回る。