窓の方へ行き、ぼんやり外を見始めた輝空くんが呟く。
「もう高校一年も後ちょっとだなぁ……」
「いや、まだ二学期始まったばっかりだから」
彼がわたしの方を振り返る。
「ばっか、入学してもう5ヵ月も経ったまったんだぞー?一年間は12ヵ月‼あと7ヵ……」
いきなり熱弁を停止。
あれ?まだ7ヵ月もあるんだな、と訂正して笑っている。
「でもきっと7ヵ月後には、もう7ヵ月なんだって感じなんだろうネ」
窓から空を見てわたしが言うと、横にいる輝空くんがわたしの頭にポン、と手を置く。わたしは、坊主頭をガシガシなでくりまわして笑った。
こんな時間が好きだ。
7ヵ月はきっと短いと思う。
それでも、ずっと一緒に笑えるのならいつまでも続けばいいなと思った。
「もう高校一年も後ちょっとだなぁ……」
「いや、まだ二学期始まったばっかりだから」
彼がわたしの方を振り返る。
「ばっか、入学してもう5ヵ月も経ったまったんだぞー?一年間は12ヵ月‼あと7ヵ……」
いきなり熱弁を停止。
あれ?まだ7ヵ月もあるんだな、と訂正して笑っている。
「でもきっと7ヵ月後には、もう7ヵ月なんだって感じなんだろうネ」
窓から空を見てわたしが言うと、横にいる輝空くんがわたしの頭にポン、と手を置く。わたしは、坊主頭をガシガシなでくりまわして笑った。
こんな時間が好きだ。
7ヵ月はきっと短いと思う。
それでも、ずっと一緒に笑えるのならいつまでも続けばいいなと思った。