桜川中学校の初日。わたしはとても緊張していた。アキともクラスが離れてしまって他に知ってる子は正直、いなかった。どんよりしながら教室に入って行った時、ハルキが話しかけてきた。

「はじめまして☆俺、城嶋ハルキです。これからよろしくね!」

「うん!わたし、天川サクラ!」

一見、髪の毛も金髪に染めていて、ピアスの穴が何個もあいてて
軽そうな奴に見えたけど、本当はとても優しかった。

「おい。サク!」