そう言ってハルキは笑った。

でもわたしは時々思う…

ハルキは本当に嬉しいのかな?

ハルキの本心は笑っていないんじゃないかな?

「そんなの考えすぎだよ、サクラ!」

「そうかねぇ…ううん…」

放課後になっていた。ハルキの部活が終わるまでわたしは親友のアキと話していた。ハルキの”本心”についてわたしはアキに相談していた。

「考えすぎちゃダメだよ!ね?あ、ヤバ。お母さんが今日は早く帰って来いって言ってた!んじゃね、サクラ。考えすぎんなよ!」

アキは走っていった。

わたしは1人になった。校庭にあるベンチに座っていたらあの日のことを思い出した。

はじめてハルキに会った日のことを…