多分この先がステージがある部屋なのだろう。


宮部はギギっと音をたてながら扉を開けた。


中へ入ると右手に柵がついたステージがあり客席側は100人は入りそうな広さのホールだ。


ステージの中に視線を送ると日野が倒れているのがわかる。


「日野君!!」


宮部が叫ぶと日野の後ろから声が聞こえた。