宮部はその横に並べるように駐車し、あのファイルを持って車から降りた。


元ライブハウスなだけあり外観は基本黒で髑髏のマークなどが描かれている。


ガラス張りの扉を開けるともう一枚今度は随分厚そうな扉があった。


防音対策なのだろう。


その扉も開けると先には細い通路が続いていた。


若干埃臭さを感じるものの時折甘い匂いも漂ってくる。


宮部は戸惑う事なく通路を進んでいった。


すると左手に受付のようなところがあり、また分厚い扉がある。