誰が攫った?なんの為に?など聞きたい事が山ほどあるのを鉄は必死に堪えて宮部の話に耳を傾けた。



「約束の時間は14時だからもし、16時になっても俺から連絡が無かったら警察に通報してほしい。」


「待て!お前1人で行くつもりか!?」


宮部は小さく頷いた。


「奴に1人で来いって言われた。それに奴の言うとおりにしないと日野君の命が危なくなる。


頼む!鉄っちゃん!


鉄っちゃんにしかこんな事お願いできないんだよ!」