「ちょっと調査に行ってくるわ。」


「わかりました。これ一応過去3年分の資料全部なんでここに置いときますね。」


日野はそのダンボールを宮部のデスクの横に置く。


「ありがとう。ちょっと行ってくるわ」と言い宮部は事務所をあとにした。


事務所を出て車に乗り込むとまだめぐみが乗ったときに感じた香水の匂いが鼻につく。


宮部は「どんだけ凄い香水なんだよ」とボヤキながらある場所へと向かった。


到着した場所は昨日も来たゴリラビルだった。


昨日と同じ場所に車を停めて外に出る。


大塚のアパートまでの道のりを眺めながら当初の大塚からの情報を整理してみた。