日野はどこか清清しいほど満足したような表情をしている。


「そういえば、今日は何時に大塚さんのところに行くんですか?」


「あ~…そうだな。大塚さんのシフトどおりに21時に行ってちょっと観察してみる予定。」


「まぁ、デスクに一応調査費用という事でお金を置いときましたんで忘れないで下さいね。それと領収書も。」


「サンキュ!」


宮部は手帳を取りだし昨日の大塚の話を思い出していた。


「宮部さんってストーカー系の仕事は今までやったことあるんですか?」


宮部は手帳から目を離し日野の方を見る。