★壱★

友達の阿川が迎えにきてくれるから大学には遅刻しないな…

パァーパァー

窓を見ると駐車場に阿川の車が止まりクラクションを鳴らしていた

『あの馬鹿…』

俺は走ってアパートを出た

『おはよー壱
怖い顔してどうした?』

『どうした?
じゃねぇよ大家に怒られるだろうが!?
いい加減クラクションで迎えにきたの知らせるのやめろよ』

『言っとくが俺はクラクションはいじってねえぞ?』

『は?じゃあ誰が『あたしだよ』

後ろからでてきたのは同じ大学の友達富野奈美だ

『あたしがクラクションでお・は・よって3回ならしたー★』

ピースサインつくって微笑まれても…

とりあえず3人で大学へ行くことに