晴輝はうずくまってる結衣に近づき、結衣に手を差し伸べた。

晴輝「大丈夫か?」

結衣「‥あ、ありがとうございます…。何で、、助けてくれたんですか‥?」

結衣は晴輝の手をつかまり、立ち上がった。

晴輝「別に、助けた訳じゃないよ。ただ、俺はいじめが許せないだけ。綾瀬さんだよね?ほら、タオル。」

晴輝は首にかけていたタオルを結衣に渡した。

晴輝「これで拭きな。ちょっと待ってて。」

結衣「‥ありがとうございます。えっ!?なんで、私の名前知ってるんですか‥?」

晴輝「俺、綾瀬さんの隣のクラスの2-B組の空風晴輝。名前覚えるのは得意なんだ。よろしく。そうだ、ここで待ってて。すぐ戻ってくるから。あと、同級生なんだから、敬語使わなくていいよ。」

晴輝は女子トイレをでて、廊下を走り、教室に戻る。

2-Bクラス女子「晴輝おはよーー!」

蒼太「おう!おかえり。」

晴輝「蒼太カバンありがとな!ちなみに俺、これから学校サボるから俺のことフォローよろしく。」

蒼太「はぁ!?おいおい、マジかよ。」

晴輝「後で連絡するわ!」

晴輝は荷物を持って、結衣のもとへ向かう。

晴輝「ほらっ、とりあえず俺の体育着きてな。」

結衣「ありがとう‥。」

晴輝「俺トイレの前で待ってるから、着替えたら出てきて。」

何分後、
結衣「着替え終わったよ‥。えっ、あっ、」

晴輝「準備オッケー。じゃあ、俺と学校さぼってどっかいこうか!」
晴輝は結衣の手を握り、走り出した。

結衣「えっ?きゃっ、どこいくの‥?」

晴輝「黙ってついてきて。」

結衣(この人、いきなり私の前に現れて、私をどこにつれていくんだろう‥。)