私の名前は志田夏奈(しだなな)と言います
誕生日は7月1日で今年で22歳になります
私はこれまでどうにか生きて来ました
自分の醜さとずるさから逃げながら隠しながら
そんな私の人生を聞いてくれてありがとうございます。
もしかしたらこれから話す事は貴方にとって胸糞悪い話かも知れません
それでも話を聞いてくれる貴方に感謝します。
私の両親は2歳の頃に離婚しました。
母は育児をするには心が幼すぎたのだと思う
育児放棄
それが原因で離婚したと父親から聞いた
私は父方の祖父母と生活をする事になる
祖父母との生活は愛されていた
沢山の人に愛されていた
私は幸せでした。
祖母を母親と信じて疑わず
周りの親戚達にも娘や妹のように可愛がってもらい
他の友達と変わらない幸せな家庭
私がおかしくなっていったのは真実を知った辺りからです
祖母が母親ではない
それを知ったのは小学校4年生の時でした
ショックでした
母親は自分を捨てたんだと思い
父親の匂いのするベットで号泣したのを覚えています
父親も若く仕事も忙しかったからかあまり家にいない人でした
もしかしたらあの頃は祖父母と関係が良くなかったのかも知れません
だから近寄らなかったのかも
それでも両親は特別です
大好きです
だから辛かった
また祖母は怒ると癇癪を起こす人で物を投げつけられた事もありました。
そんな事が重なり私はある日おかしな事をやり始めました
自分の悪口を自分で書くようになったのです
最初はノートに次にトイレに落書きしたり床に書いたりもしました
どうしてそんな事をしたのか理由を言えと言われたら上手く言えません
ただ私だけど私でないような感覚とそれをすると心が楽になるそんな感じでした
ただバレるのはすぐでした
長尾先生という新任の先生が話を聞き家にくる事になりました。
私は怖かった
家族にバレたら怒られる
嫌われる
捨てられる
でも誰にもそんな恐怖は話す事が出来ず
先生と祖父母の話し合いを家のリビングの近くの階段で聞き耳をたてていました。
先生と祖父母のやり取りを細かには覚えていませんが
祖母が泣いていたのだけは覚えていて
私も声を殺して泣きました
不安と恐怖そして安堵からでした
私は祖父母にだけは怖がる事なく甘えたり反抗出来たのは
これがあったからかも知れません