はじまりの予感
「ねぇみんなっ。。」
小学校の帰り際高学年らしき数人の男女が集まって話をしていた
突然一人の女の子がみんなを呼ぶとみんなの視線は女の子に集中する
一人ずつの顔を確認すると女の子は言いにくそうに口を開いた。
「あのね、私の親離婚したんだよね。それでさ思うんだけど、人って別れが来るもの。私たち幼馴染はずっとなかいいのかな?」
一人の女の子がくすっと笑ったのを筆頭に口々にこたえはじめた。
「りのばかじゃない??なかいいでしょ。」
「そうだろ。何年の付き合いなんだよ笑」
りのと呼ばれた女の子もそれを聞いて満足したのかふわりとわらった。
≪懐かしい夢だなあ。もうこんなことないけどね。≫
ららら~らあら♪らあーらーら♪と私がセットしておいた曲がけたましく枕の横の携帯から鳴り響いている
うっすら目をあけて携帯を手に取りアラームを解除する。時刻は6時30分。
一回目になったであろう6時のアラームは器用に自分で止められていた。
私の名前は小鳥遊莉乃。13才の中学二年生!
他のひとがいうには、綺麗というよりは可愛らしく元気で優しい普通の女の子だそうだ。
私的には特に自慢できそうにもない顔とちんちくりんな背に、優しいというよりは気にしすぎなだけって感じがするんだけどなっ笑笑
まぁそう言ってくれるのはお世辞でも嬉しいし…良いんだけどね!
そんな私は二回目のアラームで起きたせいであわただしくご飯食べて長い髪のセットして『いってきまーす』と家を出発した。
≪きっともう集合場所に星ちゃんきてるよねー。。。≫
青になった信号機をわたると、間ちあわせの場所には
予想通り星ちゃんがまっていた。
『ごめん!星ちゃん!お待たせ~。寝坊した』
「全然大丈夫だよ!3分過ぎたたげ。」
そう天使のような笑顔で返事をしてくれたのは
星ちゃんこと杉野星菜。
ふたえの目で整った顔に元気で誰にでも優しい性格。
私だけじゃなく学年皆が認める人気者だ。
それにくわえて陸上競技全国常連者でもありテストは毎回一けたの成績。。
私には手の届かないほどの人なのに私がなかいいりゆう。
・・・・・・・
それは星ちゃんが私の 幼馴染のひとり だからだ。
私にはたくさんの幼馴染がいる。。普通幼馴染って言ったら多くて4人とかだけど私の住んでいるところは
田舎のなかのいなか。
保育所、小学校と全てクラスは一つでひとくらす12人とかで育ってきたから。
私たちのクラスは転校してきたひとも2人いて18人と結構多かったんだけどね。。
みんな男女仲良くて最高の学校だった。
それがいまになっては男子と女子で別れている。
中学生になってくらすが5つになって皆がバラバラになったのもあるけど、大きい理由は男子が女子を避け始めたから。。
最初は悲しかったくて小学校に戻りたいとみんなで言っていたけどいまはもうなれっこ。。
私たちも女子どうしで仲良くしていた。
≪でも仲良しに戻りたいとは思うんだけどね。約束したのに……≫
まぁいいや!今日も一日がんばろっ!
星ちゃんと話ながら学校にいき授業をうけいつもどうり部活をする。毎日変わらない生活。
そして、みんなで集まって下校!
帰るメンバーは全員幼馴染!聖ちゃんは陸上の練習があってかえれないけど、他の人たちは私をのけて4人!
バスケが上手で、おもしろいけど、すこしおばかで、空気のよめない沙羅と、顔はとても可愛いのに、がさつで髪とかぼさぼさな未希。お洒落に敏感でテンションが高く、すこし相手の気持ちを考えれない咲愛夜と、変わり者で変なこの麻亜咲の四人!沙羅以外はみんなバドミントン部だ。ちなみに私は吹奏楽部!
みんなはたわいもないはなしをしながら、帰っていく。
トンネルの下で休んで、コンビニによって買い食いして
ゆっくり帰ってるともうまっくらになっていた。