ドアが締まったのを見計らって


「…ぁりすちゃん」


声をかけた


「…ごめん、

さっきの男誰か聞いてもいい?友達?」


「あいつは、

同じクラスのたけるくん


ぁりすにいじわるしてくるの」


唇を噛み締めているぁりすちゃん


かける言葉も見つからず


俺とぁりすちゃんも


次に来たエレベーターに乗り込み


駐車場へ移動した