「・・・・・・・・俺も同じだよ。怜香と一緒にいれないなんてやだ。俺が不良校に通ってるからそう言われるんだよな。ごめん。辛い思いさせて。」


「違う!!璻のせいじゃない!!」


「怜香落ち着いて!熱上がるよ。・・・・・でも嬉しかった。怜香にそう言ってもらえて。・・・・・・・俺は怜香がこんなに悩んでんのに、すぐ助けられなかったのが許せない。」


璻が悔しそうに笑う。


「・・・・・・・大丈夫だよ。私、結構強いんだから。・・・・風邪には負けたけど。」


私は起き上がって壁にもたれ掛かって座った。


「璻。私、璻と離れたくないよ。何を言われても関係ない。」


璻を真っ直ぐ見て言った。


「・・・・・・・・俺も。そんな噂気にしないよ。・・・・・何かあったら俺が助けてやる。だから、1人で抱え込むな。」


「うん。ありがとう。」


「じゃあとりあえず寝てろ。・・・・風邪が治ったらまたちゃんと話そ。・・・・・暇な時連絡よこしていいから。」


「うん。分かった。」


すると璻が私のことをお姫様抱っこして、ベッドに優しく下ろす。