私の目から流れる涙を璻が優しくすくってくれる。


「どうして、一緒にいたらいけないの?私と璻は何が悪いの?何が違うの?どうして、変な噂ばかり流れるの?・・・・・なんでって、ずっと考えてたんだけど、1人じゃ無理で。瑚春に聞いてもらってたら具合悪くなって、今に至るってわけ。」


璻は何も言わずに私の頭を撫でてくれる。


私はこう思ってるけど、璻はどうなのかな?


俺のせいって思う?


俺が悪いって言う?


そんなこと考えないで。


お願い。


「・・・・・・怜香はそう思っているの?俺といたいって思ってくれてるの?先生に、反対されても俺といたい?」


璻が突然言った。


そんなの・・・・・・・


「当たり前じゃん。・・・・友達なのにみんなに反対されるなんておかしい。友達と一緒にいちゃいけないなんて誰が決めるの?」


そう言うと璻はあははって笑った。


「え?璻?」