目を覚ますと、見慣れない部屋。


あっ、瑚春の部屋か。


隣を見ると、椅子に座って寝ている瑚春と遼君??


「こ、瑚春?」


私が呼ぶと瑚春がバッと起きた。


「怜香!大丈夫?身体痛くない?」


「ちょっとだるくて寒い。・・・・後、頭痛い。」


「今お水もらってくるね。」


瑚春が部屋から出ていくと、遼君が目を覚ました。


「あっ、起きた!!大丈夫?」


「うん。でもなんで、いるの?」


「瑚春に呼ばれて。授業中だったけど、なんか泣いてたみたいだったから抜け出してきた。それと、瑚春のお母さんと仲いいから留守番と看病任せれた。」


「・・・・そっか。ごめんね。あの、璻は?」


「さっき連絡したから授業終わったら来ると思うよ。」


「・・・・・・・・・そっか。ごめん。」


すると遼君が笑い出した。


「ごめんごめん言い過ぎ!友達なんだから気にしないでよ。」


「・・・ありがとう。」