柴倉 桃、高1の春に片想いはじめました。



相手はこの学校の生徒会長、蓮見 准先輩。



きっとこの片想いは叶いません。




なぜなら蓮見先輩には綺麗な綺麗な彼女がいるから__。


高宮先輩。


スラっとしたスタイルで身長高くて、
髪と肌なんてツヤツヤぷるぷる。 




綺麗な顔なのに蓮見先輩といるときは
幼い子供みたいな笑顔を見せる。




蓮見先輩が惚れるのもわかる。



蓮見先輩も同じ
彼女と友達の前でだけ子供みたいな笑顔で笑ってる。



たぶん私にその笑顔が向けられることはないと思う。




「羨ましいなー。」



「何が?」