席替えして一週間。


もう、この席にも慣れ始め、右隣の人とも、前の人とも、隣の人とも、楽しく話せるようになってから


柚晞とはあまり話していなかった。


別に、話したいとも思わなかったし、そんなに関わろうとも思わなかったから。




「えーー!」


ある日、いきなり、柚晞に話しかけられた。


「ン??何ぃー?」


「ここってさ、、こんなでいいばぁー?」


「ンーいいんじゃん??」


でも、男子として、恋愛対象としては見れないから。


そうやって普通に喋ることもできるから。


君のこと、好きになるなんてわからなかったんだ。その時は―・・・