狙ってるヤツは果てしねぇんだ。 …特に、小判ザメのように隣に張り付いてる須賀は、なかなか手強い。 どうやってんのかは知らねぇが、席替えをしてもしてもしても!神谷の隣にゃ須賀がいて。 よくよく見てみりゃあ、神谷もどうやら須賀の事が好きらしい。 ちっ。 なんで、俺が我慢なんざしてやらなきゃならねぇんだ。 だから、意地が悪いと分かっていながら、ことごとく二人の間に割って入ってやろうと、そう思った。