「じゃあ、あんたどうするの?」



「どうするの、って言われても
取り敢えず里中ともっと近い距離で居られる様に努力はするつもり」



“ってかそれしかないじゃんっ!”


腰に手を当てて、ふんっと鼻から息を漏らすと。



「そんなに威張って言う事でもないけどね」


縡ちゃんは苦笑いした。



「もうお昼の時間だし、里中に“一緒にお弁当食べない?”って誘ってみれば?」



そ、そうか!
彼女ならそう言う事言って誘っても良いんだ。
不思議じゃないんだ!



「有難う、縡ちゃんっ!そうしてみるっ!」


あたしは縡ちゃんのアイデアをさっそく実行するべく

里中の座る席まで小走りで向かったのだった。



よぉし、頑張るぞー!


橋本羽華、17歳。


里中泉と絶対にラブラブになってみせます!



…その前にあたしの前で笑顔にさせてみせます!