リッくんがいなくなって1週間が経った。
私の心は大きな穴が空いていた。
今日は、リッくんのお母さんに呼ばれていた。見せたいものがあると…。
行きたくなくて断った。
でも、リッくんが私に残した物があると言われ気になった。
『行ってきます。』
リビングで家計簿をつけていたお母さんに
言った。
玄関で靴を履いてるとお母さんが来た。
〈気をつけてね。〉
『目の前だし。』
実はリッくんのお葬式の後から私は部屋から出ていなかった。
両親が出かけたら、お風呂にはいり、両親がトイレから離れたら急いではいる。
そういう風に両親と顔を合わせていなかった。もちろん学校にも行っていない。
久しぶりの外出。
〈わかってるけど。とりあえず。〉
お母さんは無理やり微笑んだ。
私を励まそうとしているのはわかったけど
素直にありがとうって言えなくて。
『バカみたい。』
そう言って家を出た。
〈いらっしゃい。さ、中に入って。〉
リッくんのお母さんが迎えてくれた。
『おじゃまします。』
私はペコリと頭を軽く下げ中に入った。
私の心は大きな穴が空いていた。
今日は、リッくんのお母さんに呼ばれていた。見せたいものがあると…。
行きたくなくて断った。
でも、リッくんが私に残した物があると言われ気になった。
『行ってきます。』
リビングで家計簿をつけていたお母さんに
言った。
玄関で靴を履いてるとお母さんが来た。
〈気をつけてね。〉
『目の前だし。』
実はリッくんのお葬式の後から私は部屋から出ていなかった。
両親が出かけたら、お風呂にはいり、両親がトイレから離れたら急いではいる。
そういう風に両親と顔を合わせていなかった。もちろん学校にも行っていない。
久しぶりの外出。
〈わかってるけど。とりあえず。〉
お母さんは無理やり微笑んだ。
私を励まそうとしているのはわかったけど
素直にありがとうって言えなくて。
『バカみたい。』
そう言って家を出た。
〈いらっしゃい。さ、中に入って。〉
リッくんのお母さんが迎えてくれた。
『おじゃまします。』
私はペコリと頭を軽く下げ中に入った。