あの日以来よく海斗の夢を見るようになった。
あの海で海斗を待ち続け、
再会する。
けれど
海斗は私を置いて一人去って行く‥。
私は必死に海斗を追っかけるけど‥。
追いつかなくて‥、
一人海で泣いている。
夢を見た後は涙が止まらなくて、
どうしようもなく怖くなる。
海斗に嫌われてる
そう思うだけで、
吐き気がする。
何度も何度も同じ夢を見るうちに、
私は寝ることが怖くなった‥。
食べることも
何することも
やめてしまった。
辛かった‥。
夢を夢と思えなくなって‥、
その夢を見る度に私は酷い脱力感と虚しさに襲われて、
戻した。