達耶の家は大きい。


し、達耶の部屋も広い。




「広いね‥。部屋。」


「そ-か?んなことねぇよ。」


「広いよ。」


「‥腹減んねぇ?」


「ん-、少し‥」


「なんか食いに行くかッ!」


「うん!」




そして、二人で手を繋いで歩いて行く。


「何食べんの-?!」


「葵わ何食いたい?」


「え-、まだ分んない-」


「ファミレスでいい?」


「全然OK!」





達耶は優しい‥。




だから、私は優しい達耶を利用する。



ごめんね達耶‥。


私はこんな女なの‥。


使えるものは使うの‥。

利用出来るのは利用するの‥。



私は乾いてるの‥。


愛が乾ききってるの‥。



葵に愛は求めないでね‥?





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