「サクラソウの、花言葉……?」

「はい、サクラソウの、花言葉は……」


















「 ―――。」














(……!)

それを聞いて、さらに顔が赤くなる。

(本当に、ぴったりなプレゼントだ……)

「ふふ、喜んでもらえるといいですね」

店員さんは優しく笑っている。

(好きな人に渡すんだって、バレてるな……)

恥ずかしいけれど、なんだか嬉しい。

「ありがとうございます……!」

お礼を言って、店を出た。

「……よし。」

夕焼けを見上げ、呟いた。