「しっかしなー、明美辞退すんの?」



「うん。なんか、もう無理だなーと思って、生徒会書記局員やるよ!」



「うわ…やっぱり悠里先輩のせい?」



「え!違うよ!!悠里先輩は悪くないよ…私が…ダメだっただけ!気にしないで?」



明美の目には涙が浮かんでいる。


傍から見たら、健気な女の子と言うイメージだ。


でも、同じ女子だから分かる。


あの涙は──