私は叶原梨愛奈(かのはら りあな)。
私には、誰もが羨むような素敵な彼がいた。とても優しくて、人気者。
付き合えたのは彼が告白してくれたから。嬉しかった。それから彼と一緒にいることで私も人気者だった。
けれど、彼は人気者で女の子には大人気。
嫉妬されるのも当たり前で、陰で悪口を言われたこともあった。けど、そんな時は彼が励ましてくれて気にすることなんてなかった。
だけど、それは起きた。
朝学校に行くと、みんなが白々しい目で私をみて何か言っている。私はそんなことも気にせずに自分の席についた。そこでわたしは目を疑った。私の机には「消えろエロ女」「変態」「死ね」の文字。
何が起こっているのかわからなかった。
梨）なにこれ.....だれがやったの！？酷いわ！

クラスメイトは何も言わない。そこに彼、花田瑛心(はなだ えいと)がやって来た。

梨）瑛心！酷いのよ、これ見て？
瑛心はこっちを見ない

梨）瑛心？どうしたの？

瑛)話しかけんなよ。変態菌がうつんだよ。

梨）え、瑛心？何いってんの？何のこと？？

瑛)しらばっくれんのもいい加減にしろよ？これなんなんだよ！
瑛心の携帯に映し出されたものそこには出合い系サイトに乗った私の写真があった。

梨）なによこれ...私じゃないわ！私はこんな所に写真なんて乗っけてない！！
こんなの嘘に決まってるわ！瑛心、騙されないで！

瑛)もう話しかけんなよ気持ちわりぃからさ。

梨)瑛心？

そこからが地獄だった。毎日毎日水をかけられて、机がないなんて日常茶飯事。けどそんなことよりもっと過酷なことが待ってた。7歳から16歳まで今までずっと伸ばし続けてきた髪の毛を切られた。ハサミが出てきた時、殺されるのかと思った、けど現実をそれより酷で死のうと思った。

それからは学校に行かず、ショートになった髪をピンク色に染めた。ずっと繁華街にいて遊んでた。
けど、そこで私は運命の出会いを果たす。